No.008 退職~自宅に戻ってやったこと
退職して単身赴任先から自宅に戻ってやったことを書かせていただく。
(手続き関係は③以降に記載)
①荷物の整理
②気持ちの整理
③健康保険
④自動車保険の住所変更
⑤銀行や証券会社の登録内容変更
①荷物の整理
昨年夏に自宅を引越しており、今回の荷物とそのときものも同時にあけて、断捨離をしながら整理する。作業中は浅野ゆう子の『恋はダンダン』が自分の頭のなかで勝手に再生されている。断捨離で段ボール箱がどんどん片付くのである。
②気持ちの整理
約12年前に早期退職したときは、転職エージェント経由や転職サイトの求人に100社ほどエントリーしたが面接まで行ったのは10社ぐらいで、そのほとんどから祈念メールをいただいた。(祈念メールとは不合格通知のこと)
1年間、暗い気持ちで過ごした記憶がある。
今回はどんな気持ちだったのか?辞める前からの気持ちの変化と辞める判断基準などを書く。
②-1 転職先が決まったら辞めたい!
今から2年ぐらい前に辞めたいと思ったので、転職サイトに登録して面接とかも数社受けた。
採用先から内定をもらったら、辞めるというストーリーだった。
仕事への嫌悪感と単身赴任生活の不便さから、月日が経つにつれ、今より給料が下がってもいいから自宅から通える会社に転職したい気持ちが強くなっていった。
能力が活かせる仕事があるなら、働き続けたいという観念があった。
が、60代向けの求人内容は仕事の内容と労働時間の割には給料が安すぎるものが多かった。
「ぜひ来てください」と技術系の職種でオファーをいただいた企業でも、給料の希望額を伝えると、祈念メールが届いた。
60代の再就職の賃金には、「お年寄り相場」のようなものがあるようだ。
満員電車で通い、低賃金で残業までして、きついこと言われるであろう会社勤めはもう御免だと気持ちが変化した。
②-2 辞めてもよい条件
ガマンの限界になった私は、家計のキャッシュフローを計算してみることにした。
・単身赴任を終えて自宅で暮らした場合の総支出額
・60歳からもらっている企業年金額
・65歳からもらう年金の予定額
・受け取る投資信託や株の配当
判定条件は、[不労所得額] が [総支出額] を上回れば退職可能!
計算結果はマイナス。・・不労所得額が足りない。
転職はしないと決めたので、解決策は、「毎月の配当を増やす」しかない
具体的には毎月分配型の投資信託へ資金を他からシフトすることにした。
決心がついてから、派遣会社のリーダーに退職する旨伝えた。
なんだかんだあって、最初に希望した日の5か月後に辞めれることになった。
【ご参考】新規にクレジットカードや住宅ローンを申し込む場合は、勤続年数や給与収入があったほうが審査に通りやすいので会社を辞める前がおすすめ。
②-3 会社辞めて自宅に戻ったら
最初の1か月間はとにかくよく眠れた。
今までの仕事や人間関係のことがあれこれ脳裏に浮かんでくこともなかった。
再就職先を探す焦りもない。
シャワーの蛇口からは安定した温度のお湯が出てくるし、湯舟は足を曲げなくても座れる。
ときどきする外食も平日のすいている時間帯にランチタイム割引で食べれる。
やっぱり自分の家はいいなという気持ちと
「ひまだけど、今までがんばったからいんじゃん!」っていう気持ちがあった。
やろうと思っていたブログやYouTube動画作成のことは、頭の隅に追いやられていた。
後片付けやDIYでなにか作ったり、プランターに花を植えたり、ビデオで撮れていたドラマを見たりと、ゆっくりした生活をしていたら2か月はあっという間に過ぎてしまった。
そろそろなんかしたくなったので、2か月過ぎてからブログを書き始めた次第だ。
③健康保険の手続き
会社を辞めて、次の仕事がない場合、主に2つの選択肢※がある
ホームページや役所で調べてどっちがお得か調べて決めることをお勧めする。
・国民健康保険
・会社の健康保険の任意継続
※家族に会社員がいる場合は、そちらの健保に入れてもらえる可能性あり
国民健康保険
・それまでの収入で金額が決まる。
・家族それぞれに保険料が設定される
・世帯主が家族分まとめて支払う
・手続きは自治体でおこなう。
健康保険の任意継続
私の勤めていた会社の保険は「協会けんぽ」(全国健康保険協会)だった。
・保険料が働いていた時の2倍となるが、報酬月額が最大30万円で計算される
・継続できるのは2年間。保険料は2年間ほぼ同じ
・会社を辞めてから20日以内に申請が必要
私は、事前に申請書類を準備し、退社後、会社に保険証を返却するときに、用紙への記入や証明書等をお願いし、それらの書類が届いてから協会健保の支部に郵送した。
新しい保険証がくるまで日数がかかるので、その前に病院に行った場合は、保険証が届いてから料金を精算してもらうことになる。
④ 自動車保険の住所変更
単身赴任先での通勤用に中古車を1台買ったときに、住民票が自宅のままでも自動車の任意保険の住所は赴任先のアパートに変える必要があると保険会社に言われた。
自宅に戻ったので、住所変更の手続きをした。住んでる場所で保険料が変わるらしい。
⑤銀行、証券会社、携帯電話会社、クレジットカード等の登録内容変更
取引のある会社のホームぺージにログインし、登録内容を職業欄を「会社員」から「無職」に変更した。
必要に応じて、メールアドレスや電話番号なども変更した。
電話番号の登録が旧住所の固定電話のままだった銀行では、その電話にパスワードを送るという。仕方なく支店まで出向いた。とにかく待ち時間が長かった。
住所変更したら市外局番から変わるのに、その番号でパスワード受け取るという仕組みに私はあきれた。
投稿日:2024.08.16